【木場の家】家族が集まる、実家な暮らし

ベランダから見える川には、春には桜が咲き、夏や秋には公園の緑を感じられる。
築古マンションを購入しての木のマンションリノベーション。
工事前は断熱性能がないコンクリートむき出しのデザインで、冬は凍える程の寒さに。
遮音性能も悪く、近隣からクレームが出るほどだった。
そこで天井と壁四面、床折り返しと全面的に断熱施工を施し、開口部にはインナーサッシとハニカムブラインドを設置。
玄関ドアにはインナードアを設置し断熱性能を大きく向上させた。
また二重床機造で遮音性能を大きく向上させている。
築古マンションのコンクリート壁工法のため、壊せない躯体壁が住戸を二分している。
二分された玄関側には洋室(長女寝室)と、小上り和室(夫場寝室)を配置。
寝室兼セカンドリビングとして、それぞれが居心地良くくつろげる空間とした。
もう一方に位置する、メインの生活空間であるリビングダイニング空間には、家族が食事や普段の生活を楽しめるようにデザイン。
キッチン背面には6mに渡る壁面収納やパントリーを配置し収納を充実させて、明るい開口側に空間の広がりを感じられるようにしてある。
キッチンはシンクとコンロをセパレートに分けてアイランド型とし、ダイニング空間にゆとりを持たせた。
週末に訪れる長男家族と食卓を囲めるよう、大きなダイニングテーブルを置くスペースを確保。
さらにたくさんの来客があっても食事とお酒を楽しめるよう、キッチンカウンターも造作してある。
LDK中央にある構造の梁には灰色のモルタルを塗り、スッキリと象徴的なデザインにすることで、リビングのシャープなデザインとダイニングキッチンの穏やかなデザインとを分けている。
北欧プランドのペンダントライトが、夕食やお酒を楽しめる照明計画として空間を彩っている。
玄関側での「それぞれの暮らし」、メインLDKでの「家族と共に過ごす」という大人三人の暮らし方ができるように作り上げた。
- 築年数 42年
- 家族構成 50代夫婦 子一人
- 面積 72.09㎡
- RC構造