works

【武蔵浦和の家】ミニマムに暮らすオールカーペットの家

都市開発が進む武蔵浦和駅から徒歩10分に位置する築26年のマンションリノベです。
夫婦ともにインテリアが大好きなご夫婦で、特に奥様は収納能力に長けており、弊社の収納コンサルタントが驚くほどの工夫をしながらミニマムな暮らしを実現していた。
掃除も丁寧にされており、収納も工夫されていたが、住宅性能の低さから結露とカビに悩み、弊社にリノベーションをご依頼いただいた。
マンション管理規約の問題で高性能な乾式二重床にすることも、吉野杉を使用することも禁止されており、管理組合との話し合いの結果、乾式二重床にフェルトグリッパー施工でのカーペットで折り合いをつけ、水回り以外の床はオールカーペット(100%ウール使用)で計画することに。
ただ施主はウールカーペットの性能の高さを当社モデルルームで知り、有力な設計者や工務店が重宝していることも知った上で、全面ウールカーペットがどれほど暮らしを豊かにするかを確認できたので、喜んで採用となった。
実際に衛生面にも優れ、空気環境の調湿機能やハウスダストの軽減を実感し、真冬の暖かさや真夏もベトベトしないことに驚いていたようです。
リノベ計画はしっかりと温熱環境を検討し、フル断熱工法で全室の温熱環境を整えた。
ミニマムな暮らしに長けているご家族であり、インテリアの模様替えを趣味としているため、造作家具を少なくし、置き家具をご購入いただき、暮らしを楽しめるようにした。
置き家具にはマルニ家具のソファでミナペルホネンの生地を使い、ペンダントにはPH5真鍮を飾ることを計画し、スッキリとデザインした。
リビングからの洋室までをつなげる、ウォークスルーできる収納を作り、リビング側からは本棚&家具の前を引き戸が通るようにデザイン。
玄関側の寝室は、3本引き戸を開けて使う場合は廊下も部屋の一部として考え、寝るときは閉めて使用できるようにした。
浴室や脱衣所からキッチンへの導線を確保し、家事動線としてリビングからベランダまで一直線で行けるようにしてある。
キッチン、洗面台、トイレなどのデザインは弊社デザイナーと細部に渡り奥様と決めていきながら、大工が臨機応変な対応と技術で完成させた。

コロナ禍での設計施工期間だったので、外国製食洗機が入らないことなどあったが、後日入荷後に伺うと、相変わらずの高レベルなミニマム生活と収納力に脱帽すると共に、嬉しそうに子供たちや奥様が実感したお家の良さを話してくれることに感動した。
その後も会いに行くたびにリビングが模様替えされていて感心するばかりのお施主さんだった。
  • 築年数 築26年
  • 家族構成 40代夫婦 長女(小6)長男(小3)
  • 面積 60,23平米㎡
  • エリア さいたま市南区
  • 構造 RC構造