インナーテラスで繋がるおじいちゃんとボクの住まい 三世代で100年住み継ぐ家①

インナーテラスで繋がるおじいちゃんとボクの住まい 三世代で100年住み継ぐ家①

マンションオーナーが住まう最上階190㎡を2世帯にするリノベーションです。
駅近の賃貸として人気であったマンションもオーナーであるご両親も高齢化し、今後を考え、190㎡という床面積を2世帯に分けて長男家族と同居していきながら、親から子へ、子から孫へと維持管理をしながらしっかりと住み継いでいくことを提案することから設計プランニングをしていきました。
真四角に近い190㎡ではあったがEVの関係で玄関は一方向からしか取れないので、単純に半分に割るような世帯割りはできません。 さらに玄関もわけて完全な2世帯にしながらも、孫と共に暮らしていくことも大切にしたいとの要望でした。

温熱環境的には最上階の四面外皮のため、夏の灼熱と冬の厳寒を考慮し、最上階対応の断熱工事と全室空調を2世帯用に2セット組み、どこにいても安定した温熱環境を実現しました。

この夏の猛暑にも爽やかな涼しさを感じながら過ごすことができたと感想をいただいています。
また、南側開口窓から毎年見える花火が再開されるのを楽しみにしているとのことです。

かなり厳しい温熱環境ではありましたが、最上階対応の断熱工事と風が通る間取り、さらに全室空調で温度差のない空間にできたことはこれからの健康的な暮らしにお役に立てたといえる2世帯リノベーションでした。

子世代の施工事例はこちらからご覧ください

築年数35年 70代夫婦 面積190㎡

LDK

リビングにはルーバーで囲った仏間を配置、お父様の寝室兼小上がり畳は引き戸の開閉でリビングの一部となり、さらにインナーテラス側でも縁側のように椅子の役目になります。

キッチン

親世帯はキッチンを中心に生活導線に合わせて回遊できるようになっており、その通り道の廊下はライブラリーとクローゼットが配置して有効利用しています。
キッチンは背面収納との2列型にし、パントリーや洗面室への動線となっています。
キッチンデザインは収納扉などに自然塗料オスモ絹色で木目も活かしつつ、すっきりとした空間をデザインとしました。

洗面化粧台・インナーテラス

2世帯の水まわりを中央に配置することでセンターコアとし、その周りを居室としていき、さらに南側の大窓を縁側&インナーテラスにすることで、日向ぼっこしながらお孫さんと遊べるような空間としました。
このインナーテラスは両方の小上がり和室と障子で繋がっており、室内干しも可能にしています。

ギャラリー

動画で見るToivo

当施工事例のルームツアー動画を公開しております。