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住まい手座談会 W様 前編

ご入居からもう3年でしょうか。

旦那様:

旦那様 この春で、3年経ちますね。

友政:

リノベーションしようと思われたのは、やはり結露とカビが理由ですか?

旦那様:

そうですね。玄関から家へ入るとカビの匂いがして、日を追うごとにそれがどんどん酷くなってストレスでした。父は寝ているときも咳をしていました。カビが出ている範囲も広かったですし、収納の裏までカビが出ていて、暮らすにはかなり厳しい状況だったと思います。

大工・江波戸:

北側の部屋は一面カビで真っ黒でしたからね。収納にあったキャリーバッグまでカビが出ていましたね。

その状況ですと、住み替えやリフォームなどの方法を考えられたと思いますが。

旦那様:

予算の問題もあるので、とりあえずカビが酷いところだけを直すということは考えました。

友政:

そんな中、どうやって私たちToivoをみつけてくれたんですか?

奥様:

実は、弟が内装業を営んでいて「これは壁紙の張り替えだけではなく、根本から直さないと駄目だ!」といわれ、専門の業者を探しはじめたのですが、情報誌に「マンション専門の工務店」としてToivoさんの広告が載っていたのを見つけ、「いつかここに頼もう」とスクラップブックにその広告を貼っておいたんです。

友政:

たしかに、W様からカビで悩んでいるという電話をいただいたのを覚えています。

奥様:

工事途中の現場見学会が開催されるというので、さっそく見学しました。その後、完成見学会へも行き「こんなに変わるんだ」とビックリしたんです。こちらの身になって細かく説明してくれるなかで「見えないところが大事」と言われたのがとても印象に残り、信頼できる工務店だと思ったんです。

友政:

複数のプランをお出ししたと思います。

旦那様:

そうです。北側の部屋だけを直す案もありましたが、「せっかく直すのなら、全部手直ししたほうがいい!」とグイグイ(笑)提案してこられて。

友政:

根本的にリノベーションしないと解決しない案件だとわかっていたので、悩みながらご提案したのを覚えています。当初ご相談いただいたように、見えるところだけを直すほうが確実に仕事をいただけるけれど、W様が困っている姿を見ていたら「お金は掛かるけれど、きちんと直したほうが良い」と。本当のことを言わないのは不誠実だなと思いました。「それで断られたなら仕方がない」と、腹をくくってお話したのを覚えています。

旦那様:

当時、その言葉をそのまま話されていましたね。そこに誠実さを感じて依頼することにしました。南の部屋の隠れたカビも見つけてもらい、全体的に断熱材を入れる必要性や効果も、丁寧に話してくれました。

あれだけカビが出ていたら、カビの胞子を吸い続けていたはずです。

友政:

カビは肺の中でも繁殖しますから本当に怖いんですよ。

奥様:

実際、父は寝ながら咳をしていました。当時は、朝起きるとまず、玄関ドアや窓についた大量の結露をバスタオルで拭き取るところから一日がはじまるくらい、結露が酷かったんです。
それと、住みながら部分リフォームできないか?とも相談しましたね。そうしたら「工事中は埃がひどいから余計に体調が悪くなるし、中途半端な対処では解決できません」とアドバイスをもらいました。「住みながらリフォームできないなら、全部直した方がよいか」と思ったりもしていました。

友政:

いくつか案を提示させていただいて、最終的な判断はお任せをしましたね。

旦那様:

どうするか、とても考えました。予算だけを考えて中途半端な工事になり、結露やカビを解決できないのは一番困りますしね。そこで「どうせやるなら」とリノベーションを決断しました。住宅ローンの提案や紹介をしてくれたのも良かったです。「借りるなら今!」とアドバイスももらいました。

友政:

リノベーション費用を住宅ローンで組めるようになった時期でしたね。その判断は、結露やカビに悩まれている多くの方の参考になると思いますので、もう少し詳しくお話いただけますか?

旦那様:

金額が増えれば、当然負担も増えます。しかし、それを自分たちの健康と天秤に掛けて、自分たちは結露とカビを完全に解決して快適に暮らす方を選んだということですね。Toivoの事例も沢山見せてもらい、イメージを膨らませていきました。

話が戻りますが、私、そんなにグイグイくる感じでしたか?(笑)

旦那様:

(笑いながら)グイグイというか、裏表なくダイレクトにちゃんと伝えてくれたという印象ですね。現場での初対面のときも印象が良かったですし、気持ちが伝わってくる感じでした。都合のいいことだけを並べて営業されるよりも、信頼できるなと感じました。「頼むならこの会社だ」と、思いました。

いきなり剛速球なんですよ、友政社長は。

大工・江波戸:

ミットを構える前に投げ込んでくるというか(笑)。初対面から少しずつ打ち解けていくものだと思うのですが、はじめから懐に飛び込んでくるんです。ただそれでも嫌な思いはさせないから不思議な人ですよ。

旦那様:

ヒアリングで、いきなり毎日のルーティーンを尋ねられたのです。そこで、「毎朝珈琲を挽いて淹れている」と話したら「それではここで珈琲を挽いて…」と、リノベーション後の暮らしのイメージも話していただいたんです。それで「そのためにここまでヒアリングするんだ」と納得しまし
た。実際、その通りに生活していますしね。

実際に工事がはじまって、どう仕上がるか不安はありませんでしたか?

旦那様:

不安は一切なくて、楽しみしかありませんでした。大工の江波戸さんも、とにかく明るくて現場に行く度に丁寧に状況を話してくれました。コンセントの位置や棚の高さも、その場で決めてもらいました。

大工・江波戸:

実際の現場で、動線を考えながらコンセントの位置や棚の高さを決めましたね。

旦那様:

現場で、祖母が壁に手をついていたことがあって、江波戸さんがそれを見て手すりを設置してくれたんです。そんなところまで見てくれていたんだって、すごく真心を感じました。

作り手の真心を感じていただけて何よりです。

奥様:

真心といえば、友政社長が娘だけでなく未来の孫のことまで考えて、壁に黒板を設けたと言っていましたよね。そこまで想像して設計するんだと、感心しました。

友政:

近い将来、W様がお孫さんが絵を描く姿をダイニングの椅子から幸せそうに眺めていることを想像して、黒板をつくりました。

着工式も印象的でしたね。あれだけ職人が集まったのも珍しいんですよ。

旦那様:

たしかに「ウチだけ人数が多くない?」と思いましたが、あの着工式のおかげで、みなさんの顔が見えて、信頼感、安心感が生まれましたね。着工後も、気軽に相談できるというか、いろいろと頼めるようにもなりました。

 

そのときはまだまだ先の未来かと思っていたけれど、そんな未来を想像するだけで嬉しくなるような期待感を持たせてくれた着工式でした。